フリーランスの始め方【失敗しないための方法を徹底解説】

フリーランス

フリーランスになる際の注意点

フリーランスになる前に注意しなくてはならないことは、会社員の頃よりも社会的信用が低くなるため、クレジットカードや賃貸・住宅ローンの契約が通りつらくなる等の制限が出てくる可能性があるため、もし契約が必要であれば会社員のうちに契約をしておかなくてはなりません。

この記事でわかること

○ フリーランスになる際の注意点

○ フリーランスになる前の事前準備

○ フリーランスになるために必要な手続き

フリーランスになるために必要な手続き

フリーランスとして仕事をするために事前に必要な手続きを紹介します。

  • 開業届を提出する
  • 国民年金に切り替える
  • 国民健康保険に切り替える
  • 青色申告承認申込書を提出する

開業届を提出する

まず新たに事業を開始する際には、所轄の税務署に開業届を提出します。

※事業開始等の事実があった日から1ヶ月以内までに提出。

詳しくは国税庁ホームページの[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続をご覧下さい。

国民年金に切り替える

会社員で厚生年金に入っていた方は、国民年金に切り替える必要があるため市区町村役場の窓口で手続きを行いましょう。

※会社の辞めた時期によって手続き方法が変わります。詳しくは日本年金機構ホームページの会社を退職した時の国民年金の手続きにてご確認下さい。

国民健康保険に切り替える

国民年金と同様に、会社員の時に入っていた健康保険は切り替える必要があります。

※所属している健康保険組合に申し出することで、退職してから2年間は会社の健康保険の任意継続することも可能です。

加入できる健康保険

○ 自治体の国民健康保険

住居のある市区町村役場の担当窓口にて手続きを行う。退職した翌日から14日以内が提出期限。

○ 健康保険組合を利用する

健康保険組合とは決まった職業の人が加入できる限定された健康保険です。ITフリーランスの場合には、文芸美術健康保険組合に加入できる可能性があります。

○ 任意継続被保険者制度

退職した会社の健康保険の任意継続をする制度で退職してから2年間使用可能。退職後20日以内に申請手続きを行う。

青色申告承認申込書を提出する

確定申告には青色申告と白色申告があり、青色申告をする場合には税務署への届出が必要となります。

青色申告と白色申告の違い

申告条件
青色申告の申告条件

税務署への青色申告承認申請書の届出

白色申告の申告条件

特になし

青色申告・白色申告それぞれのメリット
青色申告のメリット
  • 青色申告特別控除(最大65万円の特別控除が受けられる)
  • 青色事業専従者給与(税務署に「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出することで家族への給与が全額必要経費にできる)
  • 赤字の場合には3年間の繰越が可能
  • 少額減価償却資産の特例(一定の条件を満たすことで、30万円未満の減価償却資産は購入した年度内の経費として全額計上できる特例)
白色申告のメリット
  • 開始に手続きが必要ない
  • 青色申告より記帳が簡単
青色申告・白色申告それぞれのデメリット
青色申告のデメリット
  • 申請書を届出しなくてはならない
  • 複式簿記で記帳する必要があり、簡易簿記に比べて作成がやや複雑
  • 年間所得が48万円以下でも申告しなくてはならない
白色申告のデメリット
  • 特別控除を受けることができない
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フリーランスになる前の事前準備

事業用のメールアドレスの取得

事業専用のメールアドレスを取得し、プライベートのメールアドレスとは分けて管理するようにしましょう。

名刺の作成

営業や取引先との顔合わせやミーティングのために名刺を作成しましょう。

SNSやポートフォリオの作成

集客や実績のアピールのためにSNSやポートフォリオは有用な手段です。

SNSは実績を発信しつつ同業者との交流も可能で、更にはSNSから仕事の依頼が来ることもあるため作成し発信しておいた方が良いでしょう。

また、ポートフォリオはあなたが何者でどんな仕事をしているかを知ってもらうことができるので作成することをおすすめします。

銀行口座の開設

青色申告を行う際の帳簿付けが楽になるため、私生活用の口座とは別に事業用の口座を用意しましょう。

会計ソフトを準備する(もしくは税理士と顧問契約を結ぶ)

確定申告に対応している会計ソフトを使用するか、税理士と顧問契約を結びましょう。

会計ソフト

クラウド会計ソフトを利用すれば安いもので月額1000円前後で利用が可能で、口座やクレジットカードと同期できる他、クラウド上にデータを保存しどこからでも帳簿ができます。

税理士

クラウド会計ソフトを利用するよりは費用はかかるものの、基本的に全ての記帳をお願いすることが可能で、節税等の相談も柔軟にすることができる。

契約書や見積書・請求書等の必要書類の作成

伝票・見積書・請求書・納品書・各種契約書と仕事で必要な書類の雛形を用意しましょう。

その他、必要な機材や備品を用意する

仕事を行う上で必要なものをリストアップして重要度の高いものから順に揃えて行きましょう。

フリーランスの仕事獲得方法

営業活動を行う・知人からの紹介・人脈を広げる

フリーランスになりたてで仕事を得るためには、テレアポやメールにてアポイントを取り営業活動を行ったり、知人にお客様を紹介してもらったり、色々な集まりに顔を出して顔と名前と職業を覚えてもらうといった地道な努力も必要となってきます。

クラウドソーシングを利用する

いち早く仕事を受注するには多少報酬が安くはなりますが、クラウドソーシングを利用するのも1つの手です。

エージェントに登録する

フリーランスは仕事の受注が一番の課題になってきます。

安定的かつ継続的に仕事の受注をするにはエージェントに登録するのがおすすめです。

担当に希望の条件を伝えておくだけで、プロがあなたに合った案件をマッチング、サポートしてくれ、案件が終了する際にも、間が開かないように次の案件を事前に探しておいてくれます。

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